カンボジア王国(カンボジアおうこく)、通称カンボジアは、インドシナ半島に位置する東南アジアの立憲君主制国家。東にベトナム、西にタイ、北にラオスと国境を接し、南は南シナ海に接する。首都はプノンペン。国民の90%以上がクメール語(カンボジア語)を話し、仏教(上座部仏教)を奉ずるクメール人(カンボジア人)である。
・写真左:単にクイティウ (គុយទាវ) と呼ばれるライスヌードルの汁麺は、移住者によってカンボジアにもたらされた料理である。
・写真中央:アーモック・トレイ (អាម៉ុកត្រី) - 魚(雷魚)とココナッツミルクとカレーペーストをバナナの葉で包んで蒸したもの。
・写真右:ラパウ・ソンクチャー (សង់ខ្យាល្ពៅ) - ココナッツミルクのプリンをくりぬいたカボチャに入れて蒸したデザート。
クメール料理は、多くの料理にプラホック(ប្រហុក)という発酵した魚のペーストを調味料として用いることで知られている。プラホックを用いないときには、代わりに発酵させたエビやアミのペーストであるカピ(កាពិ, 仏: pâte de crevette)を用いることがある。
カンボジアの料理には、周辺国の影響が見られる。カリー(ការី)と呼ばれるカレーは、インドの文化の影響の痕跡を示している。中華料理、中でも潮州料理からの影響は、多くの種類のライスヌードルに見出だすことができる。単にクイティウ (គុយទាវ) と呼ばれるライスヌードルの汁麺は、潮州人の移住者によってカンボジアにもたらされた料理で、とても人気がある。
カンボジアの献立は様々な味覚を同時に楽しむために甘味、酸味、塩味、苦味が際立つ料理を組み合わせ、唐辛子で辛味を加えることは個人に任せられる。